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 デジタルと「アコースティック」につき合う人気イラストレーター
 
 オガワナホは、女性誌などを中心に活躍する人気のイラストレーター。そのセンシティブかつキュートな独特の作品テイストは、世代、国籍を超えて、幅広い層に支持されている。今回は、そんなナホさんのお仕事場におじゃましてきました。
 
Q 高校を卒業してすぐにニューヨークの美大(Parsons school of Design)に進学されたそうですが、なぜ言葉も文化も違うニューヨークを選んだのか教えて下さい。
 
<オガワ> 高校一年生のとき、ニューヨークでホームステイをしたんです。全然日本語が通じない環境にひとりで行ったんですよ。英語は得意教科だったのでどうにかなると思ったんですけど、まったく通じなくて。でもなぜか「ああ、ニューヨークで美術を勉強したい」と思って、もう直感で決めちゃって(笑)。
 
Q いくつか学科があるうちからイラストレーション科を選んだ理由はなんだったんですか。
 
<オガワ> 立体のものを作るよりも、平面のものを作るほうが得意だったんです。だからといって、「画家」みたいに作品を通して自分のメッセージを伝えるというのも私のやりたいこととはちょっと違うな、と思っていて。具体的にテーマをもらって、それに絵をつけていくというやり方のほうが私に合っていたんですね。
 
Q 大学ではもうMacを使っていたんですか?
 
<オガワ> Macの互換機があって、それがはじめてのコンピュータでした。使い方が全然わからなくて大変でしたね。授業で説明されてもその意味がわからなかったりして(笑)。ソフトはそのときに使い始めたPhotoshopを今でも使っています。手描きの感覚に近いところがあるんです。
 
Q オガワさんの作品はいわゆるデジタル作品という感じが薄いのですが、どのような流れで作業をしているんですか。
 
<オガワ> まず、ペンで線画を描いてからそれをスキャンして、Photoshopで色付けをしています。前はマウスでイラストレーションを描いていたんですけど、線の強弱を生かした作品を作ることができるので下書きはペンで書くようになりました。
 
Q すべてを手作業で進めるのと、現在のスタイルとでは作品の感じが変わってくると思うんですけど、Macを使うようになった理由はなんだったんですか。
 
<オガワ> 雑誌のイラストレーションは、進行上急な直しが入ることが多いんです。手描きで着色した場合は、絵の具を混ぜ直したり試し塗りをしなければいけないので、直しにどうしても時間がかかってしまう。でも、Macを使うと何度でも自由にできて、時間もかからないんですよ。それに、絵の具を混ぜて理想の色を作ったとしても、印刷すると同じ色にはなってくれない。だったら最初から印刷されたものを想定してPhotoshopのカラーチャートから色を選んだほうがいいな、と思ったんです。
 
Q 23インチ Cinema HD Displayなら、印刷した色と限りなく近い色をディスプレイ上で確認できますしね。ところで、作品を作るための道具として以外には、Macはどのような場面で使っていますか。
 
<オガワ> ポートフォリオの見せかたを大学時代に学んだんですけど、それが今の自分にとってかなり役に立ってて。実際に相手のところに行かなくてもメールやサイトがあれば自分の作品を相手に見てもらうことができますから。Anna SuiやVOGUEのお仕事をもらったのも、メールでコンタクトを取ったのがきっかけになっています。他に、雑誌の編集をしている方が私のサイトを見て声をかけてくれたこともあるんですよ。サイトのイラストを見てアジアやアフリカのティーンの子から突然英語のメールが来たりしたこともありました。そういうのはデジタル環境が整った今じゃないとできないことですね。
 
PROFILE
オガワ ナホ
オガワ ナホ
1975年東京生まれ。
高校卒業後、渡米。
ニューヨークのParsons School of DesignでBFAイラストレーションを専攻。
5年半のニューヨーク生活の後、99年に帰国。
『anan』など女性誌のイラストレーションをはじめANNA SUIのTシャツデザインや『VOGUE Italia Bambini』など
海外のクライアントとも幅広く活動中。
最近、ウクレレガールズバンドも結成し、曲にあわせたアニメーション制作なども進行中。
(http://bamboo-stream.net)
WEB SITE
www.naho.com
オガワ ナホ
オガワ ナホ
 
Apple Cinema HD Display 23インチフラットパネルモデル
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  ※掲載情報に関しては2003年5月27日現在の情報になりますのでご了承下さい。 PAGE  
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