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第30回 ─ ならば、ナラダならダメなのか?
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掲載: 2008/04/24

ソース:『bounce』誌 297号(2008/3/25)

文/出嶌 孝次

粋なリイシューが大盛りのソウル・スクールに卒業式はないぞ!!


 今月も大漁! まず、ボビー・ウォマックやレジーナ・ベルが参加したマンハッタンズの86年作『Back To Basics』(CBS/ソニー)は、80年代半ばに〈原点回帰〉を掲げた心意気に注目すべき逸品です。

続くマイケル・ワイコフの82年作『Love Conqures All』(RCA/BMG JAPAN)は、“Looking Up To You”がジャネイ“Hey Mr. DJ”の元ネタで……てな15年前の評価軸はさておき、そろそろ洒脱な大人ファンクの名品として直球で愛されるべき。

その意味ではフィリーの大所帯、ブレイクウォーターの80年作『Splashdown』(Arista/BMG JAPAN)も絶品で、ダフト・パンク“Robot Rock”の元ネタ“Release The Beast”以外にも、軽快なラテン・ファンクやAOR風の爽やかさが楽しめます。

さらに遡ると、サム・クック直系の歌がディスコ時代末期の洒脱なグルーヴに乗ったジョニー・テイラーの79年作『She's Killing Me』(CBS/ソニー)も予想以上の名盤!

3枚復刻されたジョン・ルシアンだと、本連載的にはブラジルっぽさとニュー・ソウル風情が折衷された73年作『Rashida』(RCA/BMG JAPAN)を推薦しましょう。

シメはアル・ウィルソンの編集盤『Searching For The Dolphins』(Kent/Ace)。68年の同名アルバムにシングル音源を加えた67〜71年のコンプリート集で、ロック・ファンにも聴かせたいファンキーな歌いっぷりに酔わされます。


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