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掲載: 2003/12/04 更新: 2006/01/19
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今年はアンダーワールド、LFO、フェリックス・ダ・ハウスキャット、ルーク・ヴァイバート、フューチャー・ショック、コールダー、2 many DJ'sが出演。もはや、ただのダンス・イベントとは言えない盛り上がりをみせた〈electraglide 2003〉。今回はbounce.com編集部員(原田、内田)、@TOWER.JPの〈electraglide〉専属スタッフ(嘘です)青木氏、山口氏による座談振り返りレポをお届け。写真とともに、しばしお付き合いください。
文/bounce.com編集部 2003年の〈electraglide〉、2万人がTOMATOの映像に舞った
 | | 写真左上から時計回りに、ルーク・ヴァイバート(pic by Teppei)、LFO(pic by Kotaro)、アンダーワールドのカール・ハイド(pic by Kotaro)、フューチャー・ショック(pic by Teppei) |
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原田(以下、原):今年は過去最大の動員数、2万人だそうです。幕張の1フロアーに2万人、この迫力は凄かった。〈electraglide〉は以前、2フロアー体制だったんですよね。
山口(以下、山):〈electraglide〉って毎年、会場のセッティングをかえているんですよ。1回目はアンダーワールドがメインでライブ・ステージ中心のセット、ノーマン・クックが出演した年はDJブースに華があるセッティング。今回は映像担当のTOMATOが目玉。ということで、VJ用のスクリーンがいたる所に配置されていたような気がする。
原:流石、エレグラ・ウォッチャー(笑)。たしかに、目玉のひとつはTOMATOの映像でしたよね。
青木(以下、青):夏に行った〈WIRE〉が2フロアーだったせいか、今回のイベントはとにかく〈人が一杯いるぞ〉感があった。あと、アンダーワールドを筆頭に、フューチャー・ショックやコールダーなど、ロック・ファンが見ても楽しめるようなアーティストが多かったね。
山:〈ロック〉っぽいとはいっても、前半戦は意外にディープでしたよ。一人目のルーク・ヴァイバートは予想以上に渋かった。DJセットだったけれど、ノートPCを持ち込んでプレイしていて、自分の曲も沢山かけていました。3番目のフューチャー・ショックあたりから音が派手になりましたよね。毎年の流れなんですが、3アーティスト目くらいで〈イケイケ〉なアーティストが出てくるんです(笑)。そして、ハードなテクノでアンダーワールドに流れていった。
原:アンダーワールドはカール・ハイドがギターを弾き、ハーモニカを吹くというロック的なパフォーマンスも見られましたね。あの“Born Slippy”がかかった時の群衆の絶叫は、今年のフェス体験の中でも一番の盛り上がりでした。
内(以下、内):個人的にはその後のフェリックス・ダ・ハウスキャット〜LFOがベスト・アクト。LFOは出演者アーティストの中でも一番〈非フェスティバル対応〉なライブ・セットで、ストイシズムを感じた。パーカッションの音色なんかがヒネくれた入り方をするんだけど、コレがまた踊れてしまう。ビートの上でノイズを絶妙に組み合わせていて、音の出し方も一番うまかった。
青:関係ないけど、マーク・ベル(LFO)は〈A BATHING APE〉の洋服が好きらしい(笑)。
▼ 文中に登場したアーティストの関連盤をご紹介
| | 今秋にリリースされたルーク・ヴァイバートの最新アルバム『YosepH』 |
| | フューチャー・ショックのメジャー・デビュー盤『Phantom Theory』 |
| | アンダーワールドのベスト盤『Underworld 1992-2002』[2CD+DVD] |
| | 7年ぶりの発表となったLFOの新作『Sheath』 |
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〈ロック〉な大ネタ大王2 Many DJ's、黒いエレクトロ猫ハウスキャット!
 | | 写真左上から時計回りに、2manyDJ's、フェリックス・ダ・ハウスキャット(pic by Kotaro)、コールダー(pic by Kotaro) |
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原:個人的には2 Many DJ'sやフェリックス・ダ・ハウスキャットのような、ダーティー・パーティーDJ(?)が旬のアーティストでもあり、注目モノでした。ベルギーからやってきた2 Many DJ'sは大ネタ大王。現場でどんなネタをプレイしていたか、挙げてみましょうか(皆で2 Many DJ'sがプレイした曲を挙げてみる)。
・ニュー・オーダー“Blue Monday” ・ジャスティン・ティンバーレイク“Like I Love You”とビヨンセ“Crazy In Love”をマッシュ・アップ(合体)したブートレグ・トラック ・カイリー・ミノーグ ・ニルヴァーナ“Lithium” ・808ステイト“Pacific” ・ジョッシュ・ウインク“Higher State Of Conciousness” ・西城秀樹“YOUNG MAN(Y.M.C.A.)” ・キル・ビルのサントラ収録曲
青:2 Many DJ'sは、(CDでは)もうちょっとロックっぽい前印象だったんだけど、意外に4つ打ちを硬派に鳴らすハウス〜テクノをベースにしたプレイだった。
原:アメリカのヒットR&Bもかけていたけど、お客さんの中ではそれほど引っかかっている人はいなかったみたいですね。
山:やっぱり、ニルヴァーナ“Lithium”をかけた時が一番盛り上がった(笑)。彼らは二人とも〈俺が俺が〉って感じでヘッドフォンを奪い合っていて、その辺がまさに〈ロック〉な奴らという印象だった。DJセットの冒頭に、日本語の声ネタ・サンプルをプレイしたら聴衆がすごい盛り上がって、その時もかなり得意顔で(笑)。テクノの人はもうちょっと冷静じゃないですか。フューチャー・ショックも二人組だったけれど、2 Many DJ'sより全然インテリっぽい感じ。
原:一方、フェリックス・ダ・ハウスキャットは〈エレクトロ・クラッシュの人〉という一面と、アフロヘッド名義での黒いハウス・トラッカーの一面をもっているのでどうくるかな? と思ったんですけど。意外にも〈ロック野郎〉でしたね。
青:ベッタベタにニュー・ウェーヴだったね。ラプチャーやニュー・オーダー、フィッシャー・スプーナーもかけていたな。
内:フェリックス・ダ・ハウスキャットは唯一のブラック・アーティストだったけれど、いい意味で浮いてましたよね。
原:なるほど。さて、今年はロック・ファンにアピールできるという統一感がありながらも、色々ヴァリエーションに富んでいましたね。来年に期待するものはどうですか?
内:アンダーワールドが終わった後、会場の2階は野戦病院みたいになっていたね(笑)。
山:来年は会場内のゴミ問題なども改善されるといいですね。〈FUJI ROCK〉のようなピースフルな雰囲気がでてくると嬉しい。
原:となると、来年は新譜リリース予定のプロディジーとかにも是非出てほしいですね。
青:でも彼らが出演したら、みんな暴徒になっちゃうでしょう(笑)
▼ 文中に登場したアーティストの関連盤をご紹介
| | 2manyDJ'sによるメガ・ミックスCD『As Heard On Radio Soulwax Part 2 』 |
| | フェリックス・ダ・ハウスキャットの最新アルバム『A Bugged Out Mix By Felix Da Housecat』 |
| | 2manyDJ'sがプレイしたニルヴァーナ“Lithium”収録盤『Nevermind 』 |
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 ・electraglide 2003 Official Site
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