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第16回 ─ SPEED


掲載: 2003/12/11
更新: 2003/12/18
ソース:『bounce』誌 249号(2003/11/25)

やっぱり歌が好き、音楽が好きっていう気持ちがいちばん

文/ピ〜ス!久保田(コイシ隊)




hiro、今井絵理子、上原多香子、HITOE(う〜ん、この名前の並びにはグッときますな)。すでに話題となっているSPEEDの〈再集結〉。2001年に阪神淡路島震災チャリティー・ライヴでの〈一日限定〉もありましたが、今回はちょっとワケが違います。〈Save the Children 一緒に、始めよう。〉――アジアを中心に、困難な状況下にある子供たちの支援活動の一環として再集結したという点では、前回と同じようなニュアンスではあるけれど、今回はなんてったって全国ツアーもやっちゃったうえに、アルバムまでリリースしちゃうんですから、4人の意気込みもハンパじゃないでしょ!

 ――ということで、今回の〈再集結〉は2001年のとき以上に大きなイヴェントなんじゃないかな?

多香子「大きい、もっと。あのときも大きかったけど、今回は期間も長いし、アルバムを出したり、ツアーで全国を回るっていうことはすごいと思う」

絵理子「まさか、また4人で全国をいっしょにツアーするなんて思ってもみなかった。いっしょに飛行機乗ったり新幹線乗ったり……すごく新鮮でしたね」

 
SPEEDの新鮮な魅力満載のニュー・アルバム『BRIDGE』(SONIC GROOVE)

多香子「毎日っていうぐらい会ってたよね」

HITOE「うん、ほとんど毎日」

絵理子「ちょっと会わなかったら〈元気にしてるのかな〜?〉って(笑)」

――うんうん。ツアーをやるっていうこともすごいけど、今回はアルバムが出る!っていうところもうれしいよね。これは一聴したときの印象なんだけど、色に例えると……以前のSPEEDが〈白〉〈真っ白〉なイメージだとしたら、今回は〈クリーム色〉っぽいというか、温かみのある感じだね。確実に色合いが変化してる。

hiro「うん、久しぶりにいっしょに過ごしたり作品を作ったりすることで、以前とは違うなっていうのは感じてて。それぞれがいろんなものを見て、吸収して、それをいい形で出すことができているっていうところはあるから、おっしゃった感じはすごくわかります」

 
アルバム『BRIDGE』に先駆けてリリースされたシングル“Be My Love”(SONIC GROOVE)

――そのアルバム『BRIDGE』だけど、いろんなアーティストが楽曲を手掛けてるね。お馴染みの伊秩弘将さんはじめ、Tommy February6 Project Team、ゴスペラーズ、CHARA、つんく……。

絵理子「違うSPEEDが聴けるんじゃないかなあってワクワクすると思う」

HITOE「初めてSPEEDに楽曲を提供してくださったアーティストのみなさんも、すごく私たちのことを考えて作ってくださってる感じで……」

多香子「すごい新鮮だった。そういった曲のイメージを壊さないようにしながら、私たちの色に変えていって……」

絵理子「いいバランスでできたらなあ……できたんじゃないかなあと思ってます」

――まったく新しいSPEEDばかりっていうわけでもなく、お得意の部分もありきで。

hiro「やっぱり、それぞれ変わらない部分や変わっちゃいけない部分もあるし」

――“Bridge to Heaven”なんかは、かつてのSPEED感があるよね。隊長的には“君とまた逢える日を”がいいなあ。

HITOE「みんな言うね」

多香子「うん、みんな言う」

絵理子「私も好きなんだ」

 
シングル・カットとなった“walking in the rain”(SONIC GROOVE)

hiro「うん。伊秩さんが作った曲なのに、伊秩さんっぽくないなって思った。歌い方とかもいままでになかった感じだったから」

――なんとなく、この曲が2003年版“White Love”って感じがするなあ。

絵理子「ふ〜ん。とにかく今回のアルバムの曲は、全体的にあったかみを感じますね。これまでのSPEEDのアルバムのイメージは、〈駆け抜ける〉とか〈熱い〉っていうイメージもあったけど、今回のアルバムは、心が温まる感じ」

hiro「優しい感じだね。とにかく、本当にみなさん素敵な曲を書いてくださって、感謝してます」

――期待以上、本当にいいアルバムになったと思う。こちらこそ感謝(驚)だよ。

hiro「やっぱり歌が好き、音楽が好きっていう気持ちがいちばんだし、そういったものが表れた作品になったと思うので、いろんな人に届いてほしいですね」

 ▼SPEEDのアルバムを紹介
97年の『Starting Over』(トイズファクトリー)
98年の『RISE』(トイズファクトリー)
99年の『carry on my way』(トイズファクトリー)
2000年10月に行われた〈阪神淡路震災チャリティー・ライヴ〉での模様ほかを収めたアルバム『SPEED MEMORIAL LIVE "One More Dream"+Remix!!!』(トイズファクトリー)



文/ヒデトシ隊員(コイシ隊京都支部)

観たよ! SPEEDの再集結ツアー!

 もう泣かない!!――SPEED再集結ツアーが終わったいま、ファンの胸の中では、このhiroの名セリフ(?)と自分の気持ちが非常に高いシンクロ率を叩き出しているのではないだろうか? 衝撃の解散から3年半、淡路島での一夜限りの再集結から2年を経て、天使がくれた3度目の出会いは、ロック・ファン的にはストーンズ来日に匹敵するほどの興奮モノ(わかってくれますか!?)。会場内を見渡せば、小中学生のころに憧れていたであろう少女たちや、少しはオトナになった(?)男子ファンなどなどで超満員!(カップルなんかも多かったなあ)。

 ステージは“Be My Love”でスタート! 場内は大興奮! イイ曲だなあ……。そして、われわれの熱い胸の鼓動を煽るように“Go! Go! Heaven”“STEADY”“ALL MY TRUE LOVE”……!! それぞれのソロ・コーナーでは、他のメンバーがコーラスやダンスでサポートするという、これまでありそうでなかったニクイ演出! 絵理子の“Butterfly”の途中でメンバーのコーラスが入ってきたときなんかホント、シビレたね。中盤では、ニュー・アルバム『BRIDGE』収録曲や通好みの名曲“Too Young”などを披露、大詰めは“Body & Soul”“White Love”“Breakin' out to the morning”!!! これまで観たツアーのなかでも格別だったなあと、いまごろになって感慨深くなっております。しかし、なんといっても再び4人でステージに立つ嬉しさや、メンバー各々の重要性と結束を再認識しているかのような雰囲気が、ステージから満ち溢れているのを感じられただけで大満足+感涙。そして確信したのは、SPEEDはいまだ現在進行形だってコト! そうだよね!

文/コイシ隊

今月のコイシタ〜イ!銀盤たち

上戸 彩『微熱』 ポニーキャニオン

 歌手デビュー以来、もっとも難易度の高い楽曲に挑戦!……ですね。とくにソウルフルなカップリング“silence”は新鮮。こういう冒険をどんどんやってほしいものです、彩ちゃんには。いずれはaikoとかにも曲を書いてほしい。


 樋井明日香 『Wanna be your girl friend』 SONIC GROOVE

 Tommy February6 Projectの全面プロデュースによる期待の新人クン。ちょっぴりボーイッシュなヴォーカルと炭酸飲料系ポップ・チューンとの相性はかなりバッチリです! コイシ隊長的にはかなり好感度大ですね。


 New man Co.,Lyd. 『Birthday Heart』 ソニー

 下は8歳から上は20歳まで。ハロプロを4人でやってる感じとでも言いましょうか……。こういうユニットって、いちばん年上のメンバーのぶっちゃけた心情が気になるものです。カップリングのメロウ・チューンは笑えない出来!


 三枝夕夏 IN db 『1st〜君と約束した優しいあの場所まで〜』 GIZA studio

 同レーベルの女子シンガーのなかで、もっともお肌の露出が多い、まさに男子向けキャラクターである彼女のファースト・フル・アルバム。決してシャキっとはしていない腰回り&口元&歌声は、今後も大事にしていきたい逸材。


 森下千里 『Natural』 TOY BOX

 グラビア→歌手っていうパターンも最近めっきり増えてまいりましたが、またまたメジャー級登場! サザン・ロック風のイントロに驚かされるプリプリ系ハツラツ・ソングで参戦です! ヴォーカルはかなり本気。実は〈実力派〉!


 MEGUMI 『No Limit』 ジェネオン

 調子に乗ってまた出しちゃった!……なんて本人が言ってるかどうかは別として、格段にイイモノが出来上がってます! もはや〈ダンスホール・クィーン〉です、貴方は! 〈紅白歌合戦〉なんかじなくて、〈横浜レゲエ祭〉狙ってよ! 

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