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第15回 ─ 我が家のコンポがジューク・ボックスになる!? 総合音楽サービス〈エニーミュージック〉のススメ


掲載: 2004/11/30
更新: 2004/12/01

音楽配信サービスがいよいよ本格的に普及しそうな昨今、様々なサービスが登場しています。そこで今回の〈デジタル・ミュージック・ガイド 特別編〉では、その中でもユニークな日本発の総合音楽サービス〈エニーミュージック〉をご紹介。

文/bounce.com編集部



音楽配信といえばこれまでは、インターネット経由でパソコン上に楽曲データをダウンロードするものがほとんど。パソコンでイイ音で音楽を楽しむとなると、高音質のサウンドカードやスピーカーを搭載する〈本格パソコン志向〉の方ならともかく、自宅のリビングでゆったり音楽を楽しみたい方にはちょっとハードルが高かったかも。今回ご紹介するエニーミュージックは「ネット経由で〈オーディオ・コンポ〉に楽曲データを直接ストックして、ジューク・ボックスのように使ってしまおう」というサービスで、インターネットに接続できる回線環境、クレジット・カードさえあれば、対応オーディオ機器を購入したその日から快適なリスニング環境で音楽配信サービスを楽しむことができます。
エニーミュージックのサービス画面


 対応機器は、普段慣れ親しんでいるコンポにハードディスク(HDD)を搭載し、専用ディスプレイを追加した形態(ビデオアウト端子を使いテレビ画面で操作することも可能)。
HDD搭載ネットワークオーディオ NAS-A1[NET JUKE](ソニー)
要はネットに繋がる〈HDDステレオ〉って訳で、容量の許す限りガンガン音楽データをストックできちゃう。この冬もソニー、ケンウッド、シャープ、パイオニア等のオーディオ・メーカー各社から新製品が発売されており、値段帯は市価60,000円前後(ソニーのNAS-A1)からあります。

 さて、肝心の音楽配信サービスの方は、メジャー系列レコード・メーカーによる音楽ダウンロード配信サービス〈Mora(モーラ)〉との提携により、現在約8万曲の楽曲ダウンロードが可能です(配信レートはMDなどと同様のATRAC 3の132kbps)。細かい説明はこの辺にして……bounce.com編集部員が実際に機器を使った印象をレポートしてみましょう。まずソファでくつろぐ感じでリモコン片手に画面操作をするわけですが、これが楽チン。ほとんどの楽曲が曲目にカーソルをあわせだけで即座に試聴できるようになっているので、〈ザッピング感覚〉で気軽にチェックできます。しかもコンポや携帯MDプレイヤーで普段音楽を聴く感覚で、
ハードディスク ステレオ NZ-07(ケンウッド)
〈いつもの気持ちイイ音〉で楽しめる。早速、J-POPのヒット・ソング(オレンジ・レンジの“花”など)を一通りチェックして、ぐいぐいと奥の階層へ。洋楽の新譜系はもちろんジャズ〜ファンク〜ディスコといったジャンルの名盤がかなり充実していてビックリ、コアな音楽ファンもハマリそうなラインナップが揃っています。例えば、マリーナ・ショウのライヴ盤、ディアンジェロの甘泣き名曲“Brown Sugar”、MFSBのディスコ名盤『MFSB』、ビースティー・ボーイズの懐かしの“Root Down”、アメール・ラリュー“Get Up”……といった感じで節操なく試聴してしまいました。配信楽曲数は毎週一回アップデートされ、今後もどんどん増える予定とのこと。気に入った楽曲は、曲単体(158円〜)で早速ダウンロード購入。購入した楽曲データはメモリ・スティックやNet MDを使うことで、携帯プレイヤーやカーオーディオ、さらには音楽再生対応の携帯電話などで持ち運ぶことも可能です。
HDDネットワークミュージックシステム X-AM1(パイオニア)

また、エニーミュージックは音楽配信以外にもメニューが充実しているのがミソ。オンライン通販サービスを使ってパッケージCDを購入することができるほか、FMラジオのオンエア楽曲情報が得られるのでオンエアーされた楽曲をその場で購入することも可能です(TOKYO FMほか38局に対応)。こちらもFMラジオ党の奥様あたり、かなり重宝しそう。いずれにしろ、日常生活の中で違和感なく使えるサービスといえそうです。

 今回ご紹介したエニーミュージック、12月1日からは対象楽曲10曲が無料ダウンロードできる〈Winter Song〉キャンペーンを実施中とのこと。
1ビットネットワークミュージックシステム SD-AN1-S(シャープ)
この機会に是非チェックされてはいかがでしょうか?

 →bounce.com編集部がエニーミュージック配信楽曲より選ぶ、オススメの〈Winter Song〉はこちら!

文/bounce.com編集部

bounce.comがセレクトする〈Winter Song〉
「bounce.com的冬休みのススメ」


● キセル“雪の降る頃”

 インディーズより2001年にリリースされたミニ・アルバム『ホロホロ』に収録されていた隠れた名曲を新たにシングル・カット。タイトルは体温低めですが、楽曲はほんわか温かいムードがたっぷりです。兄弟ならではのハーモニーがユルさのなかにしっかりと息付き、愛らしいダブ・ポップがあなたの冬休みを彩ってくれますよ。

● RCサクセション“NEW YORK SNOW・きみを抱きたい”

 ドカドカうるさいR&Rバンドが放ったリリカルな名曲(アルバム『FEEL SO BAD』収録)。“NEW YORK SNOW”というタイトルだけでも情景が浮かぶわけですが、優れたヴォーカリストであると同時に映像喚起力、ストーリーテリング能力にも秀でたリリシスト、忌野清志郎ならではの切なさが横溢しています。部屋のなかでNYの冬の空に想いを馳せてみるのも、ヒマの醍醐味です。

● GREAT3“Snowbird”

 鋼の錬金術師ならぬ音響の錬金術師ジョン・マッケンタイア(トータス)をプロデュースに迎えた2002年のアルバム『When you were a beauty』に収録された美麗曲がこちら。美しいメロディーの背後にねじれたアンサンブルが轟き、片寄明人の甘い歌声が感情のヒダを艶かしく捲る。ポップさのなかに毒気もたっぷり。官能的な冬の夜にどうぞ。

 
● 宮沢和史“沖縄に降る雪”

 説明不要なビッグ・グループ、THE BOOMのヴォーカリストが放ったビッグ・スケールな一曲。心から沖縄を愛する一人として知られる彼がタイトルに込めたロマンティックな想いそのままの曲といっていいでしょう。ピュアな歌声と旋律がまたイマジネーション豊か。部屋のなかで、〈冬休みに沖縄行きたいなぁ〉とかムリな想いを馳せてみるのもヒマの醍醐味です。

 
● スチャダラパー“ヒマの過ごし方”
こちらには“ヒマの過ごし方”リミックスを収録

 日本のヒップホップの金字塔と断言したい93年のセカンド・アルバム『WILD FANCYALLIANCE』に収録されていたヒマ人賛歌(アンセム)。〈ヒマを恐れるな〉というリリックが示すとおり、〈ヒマの豊かさ〉を赤瀬川原平ばりにメッセージする内容が多くのダメ人を鼓舞しました。冬休みをひたすらヒマするのもエンターテイメントの一環かもしれませんよ。

● ユニコーン“お年玉”

 ウィンター・ソングのド定番“雪が降る町”のカップリングに収録されていた楽曲。“雪が降る町”がまさしく〈年末ソング〉とすれば、こちらは〈年始ソング〉のクラシック。師走の緊迫感から解放されたどことなく気の抜けた雰囲気がまた年始っぽいです。お年玉がまだもらえる子供たちは額を夢想し、お年玉を上げる大人たちは額を悩む。それも冬休みの風景。

● 電気グルーヴ“お正月”

 テクノでお正月。94年の名作『ドラゴン』に収録されていた本作には、よりストイックなテクノ道へとシフトしながらもエッジーなユーモア精神を忘れていない彼らの無邪気な姿があります。あと“富士山”とかも年明けの目出たい気分にフィットする曲ですね。年始の目出たさとヒマな三が日の脱力さ。そんな冬休みの終盤戦を思い起こす一曲。

● SWINGING POPSICLE“冬休みにつき〜いつか来る帰路に立ってすぐ飛ばされぬ様に”

 2000年の名盤『Fennec!』に収録されていた楽曲。下北的ギターポップ・バンド然としたイメージを脱するかのように、どの曲もパーソナルな色彩が強くエッジが鋭いんですが、なかでもヴォーカリスト藤島美音子の70年代シンガー・ソングライター的佇まいがとにかく魅力的なこの曲は、決意に満ちたムードが格別にメロウ。冬休みの自己再確認に。

● 高野寛&田島貴男“Winter's Tale〜冬物語”

 サッポロ〈冬物語〉のテーマ・ソングとして92年にリリースされた激ポップな一曲。トッド・ラングレンばりの完璧ポップが全編に渡って炸裂しておりまして、出だしからサビまでの問答無用の流れにはただただ持ってかれます。イメージ・ヴィジュアルだった、ウィンター・ルックに身を包んだ二人がビールを持つ姿が、冬休み及び年末年始のビール欲を倍増。

●中島美嘉“雪の華”

 2003年にリリースされ、瞬く間にウィンター・クラシックとなった名バラードが本作。……て説明ももはや必要ないぐらいあらゆる人に口ずさまれていますね。ユニコーン“雪が降る町”を彷佛とさせる情景が描かれるなか、サビで一瞬裏に入る歌声が秘かなツボか。ドラマティック&ロマンティックな王道の冬(年末)仕様が一年の名残惜しさと未来の到来を告げます。

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あけましておめでとうございます。 実に晴れ晴れとした天気の正月です。 って事で、ふさわしい曲はないかとゴソゴソ・・・ 「雪が降…
Tracked on 2006年1月1日 16時37分

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