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第38回 ─ グループ・サウンズ


掲載: 2004/12/16

ソース:『bounce』誌 260号(2004/11/25)

〈昭和の音楽〉として括られることも多いグループ・サウンズ。一見、流行歌ばかりを数多く生んだようでいて、実はどれも多種多様、ド迫力のロックンロールを奏でるバンドまでもが日本中を席巻していたのです。日々新たなロック・バンドが誕生する昨今……いまこそ、その〈元祖〉とも言えるGSの世界を覗いてみましょう!

文/醐樹 弦瑶



 ヴェンチャーズに端を発した60年代初頭のエレキ・ブームが種火となり、ビートルズ旋風が追い風となって火が点いた、本邦初のオリジナル・ポップス――それがグループ・サウンズ(以下GS)だ。それまでは、欧米のヒット曲に独自の日本語詞を乗せてカヴァーしたものが〈日本のポップス〉の主流とされていたのだが、GS登場によって、自分たちが曲を作り、演奏し、歌うという、当時においては斬新な音楽スタイルが確立されたのです。そして、英国におけるリヴァプール・サウンドやブリティッシュ・ビートと呼ばれていたものががそうだったように、日本におけるグループ・サウンズもまた、社会を巻き込んでの一大ムーヴメントを巻き起こしたのであります。それはもう、ジャニーズ系やハロプロ系の比にあらず(……って、当時を目の当たりにしたオヤジみたいな物言いですが)。

 ところで、そんなGSのいまもって惹かれる魅力とはいったいなんなのでしょう? それはズバリ、ニッポンの音楽マーケットという制約=歌謡曲的なニュアンスから逸脱せずに、ありとあらゆる洋楽のスタイルを志向することによって出来上がった独自の音楽性だと思います。洋楽をただ模倣するのではなく、ニッポン特有の情緒やメロウネスを含ませた、ある意味いびつな音楽。当時のGSサウンドをまんま継承するグループはいなくとも、その創作スタイルは現在に至る日本のポップス/ロックの源流と呼べるものなのです。それだけに、GSを好きか嫌いか、理解できるかできないかによって日本のポップス/ロック、その楽しみ方も大きく分かれるのではないでしょうか。

いま、続々とリイシューされる名盤たちをご紹介! その1

ブルー・コメッツ 『ブルー・コメッツ オリジナル・ヒット第1集+第2集』 コロムビア

 66年7月、彼らが発表したシングル“青い瞳”のヒットが、GSブームの幕開けだった。ジャズ、カントリー&ウェスタン、ロカビリーといったバンド・キャリアによって培われた演奏力は、GS界No.1。エレピ、テナー・サックスを前面に出して洒落っ気たっぷりの演奏を聴かせていた、元祖・渋谷系。(久保田)


ザ・スパイダース 『アルバムNO.1+NO.2』 テイチク

 ムッシュかまやつの先取りセンスもあって、欧米シーンともっともシンクロしていたといえるスパイダース。エンターテイナーとしての才に長けていたヴォーカリスト=堺正章&井上順、サウンドの中枢を担うキーボーディスト=大野克夫らを擁した彼らは、歌、サウンド、お笑い、すべてが超一級だった。(久保田)


ザ・サベージ 『コンプリート・コレクション』 テイチク

 テンダーなハーモニーと流れるようなエレキ・ギターの響き。“いつまでもいつまでも”が大ヒットしたサベージは、カレッジ・バンドらしい都会的なポップ・センスが特徴。メンバーの寺尾聡は、80年代に入ってシティー・ポップ名盤『Reflections』を発表。変わらぬ洗練された歌声を聴かせてくれた。(正宗)


ザ・ワイルド・ワンズ 『ザ・ワイルド・ワンズ』 アルバム 東芝EMI(1967)

 加山雄三のバック・バンド、ブルー・ジーンズを脱退した加瀬邦彦によって結成された、本邦初のフォーク・ロック・グループ。元祖・湘南サウンドとしてあまりにも有名な“想い出の渚”をはじめ、清涼感あるコーラスが魅力的。GSブーム全盛期には、若いメンバーを加入させてアイドル化も図った。(久保田)


ヴィレッジ・シンガーズ 『ゴールデン☆ベスト/ヴィレッジ・シンガーズ 亜麻色の髪の乙女』ソニー

 筒美京平の初期作品“バラ色の雲”や、島谷ひとみがカヴァーした“亜麻色の髪の乙女”といったヒット曲群からして、歌謡テイストの強いグループと思われがちだが、もとはフォーク・グループ。デビュー曲“暗い砂浜”のイントロで聴ける12弦ギターは、まるでロジャー・マッギンのようだ。(久保田)


アウト・キャスト 『君も僕も友達になろう』 テイチク(1967)

 芸能プロダクションによって作られたGS第1号。プロ/アマ問わず、東京中から一番巧い連中を集めたというだけあって、演奏の水準は高し。とはいえ、そんな純粋なプロダクションの野望も、直後にデビューしたタイガースをはじめとするアイドルたちの前に粉砕。アルバムでは、ガレージーなサウンドも聴かせる。(久保田)


ザ・タイガース 『ヒューマン・ルネッサンス』 ユニバーサル(1968)

 橋本淳×すぎやまこういち、という強力な作曲チームに支えられてデビュー。〈GS界の貴公子〉としてシーンの頂点に立った彼らだが、ただのアイドルではなかった。本作ではコンセプト・アルバムに挑戦。オーケストラを大胆にフィーチャーして、壮大な物語を創出した。沢田研二のシアトリカルな歌声も素晴らしい。(正宗)


ザ・ランチャーズ 『OASY天国』 東芝EMI(1969)

 加山雄三が撮影所の仲間たちに呼びかけて結成。デビュー作『フリー・アソシエイション』から、早くもビートルズの影響が見え隠れしていたが、本作はモロに〈サージェント・ペパーズ〉を意識したコンセプト・アルバムに仕上がった。GS独特のファンタジックな世界観を、ポップ&サイケに編み直した早すぎる名作。(正宗)


ザ・テンプターズ 『5-1=0』 テイチク(1969)

 王子さまのように麗しいタイガースに比べて、どこか不良の匂いを漂わせていたのがテンプターズ。ローリング・ストーンズを愛した萩原健一の狂おしいシャウトと、松崎由治の無国籍ギターが青白い炎を燃やす。ガレージ・ロック的衝動も宿しながら、オーケストラ・アレンジも見事にハマッた本作は彼らの代表作。(正宗)


ザ・カーナビーツ 『ファースト・アルバム&モア』 テイチク

 ゾンビーズのヒット曲を日本語カヴァーした“好きさ好きさ好きさ”で颯爽とデビューした彼ら。とは言っても、メンバーに鍵盤奏者はいません。ファズ・ギターを前面に出した、通称〈カーナビー・サウンド〉は、欧米のガレージ・ファンにも人気のアイテム。ドラムスのアイ高野は解散後、ゴールデン・カップスへ。(久保田)

いま、続々とリイシューされる名盤たちをご紹介! その2

ザ・ジャガーズ 『ファースト・アルバム』 テイチク

 カーナビーツの対抗馬としてデビューした6人組の貴公子、ジャガーズ。GSが歌謡化に向かった時代を体現してしまったと思われるグループで、青春歌謡にガレージ感が挿入されたかのようなオリジナル曲での陰気なはじけっぷりは、ある意味当時の環境を等身大に表しております。曰く、〈GS界のグレイゾーン〉!(小山)


パープル・シャドウズ 『コンプリート・シングルス+ロマンティック・ギター・サウンド』 テイチク

 〈GSもここまできたか……〉を象徴させるグループの代表格。デビュー曲“小さなスナック”がハンパなく売れたのだが、サウンドの傾向としては、のちのムード歌謡に限りなく近い。案の定、彼らのシングル“別れても好きな人”は、ムード歌謡系グループ、ロス・インディオスとシルビアがリメイク。(久保田)


オックス 『オックス・コンプリート・コレクション』 ビクター

 タイガース、テンプターズに次いで圧倒的な人気を誇ったオックス。野口ヒデトと赤松愛の個性が激しく衝突。そのテンションそのままに狂乱に満ちたライヴでは、メンバーが次々と失神、つられてファンも気を失う〈失神バンド〉として社会問題になった。少女の夢をドリップしたロマンの雫は、いまもって濃厚。(正宗)



 

ズー・ニー・ヴー 『コロムビア音得盤シリーズII』 コロムビア GSというより、リズム&ブルース・グループといっていいほどビターなサウンドが魅力的な彼ら。“白いサンゴ礁”が代表曲だが、“ひとりの悲しみ”は、後に尾崎紀世彦の“また逢う日まで”として大ヒットした。バンド解散後、ヴォーカルの町田義人はソロとして活動。“戦士の休息”をはじめ、映画やTV主題歌の熱唱で話題に。(正宗)



 

ハプニングス・フォー 『トーキョー・ブーガルー』 東芝EMI(2003) ジャズ・コンボ出身、ギターレスという編成でボッサにブーガルー、クラシックまでのラウンジ・テイスト溢れる音楽性を聴かせた異色のGS。洒脱なグルーヴ感が肝ではあるが、それをそのままで終わらせないエグい唄とのドッキングが最大の魅力。2001年の再結成後は、渚ようこ、CKBらとの共演でもお馴染み!(小山)



 

デ・スーナーズ 『リズム&ブルース天国』 テイチク(1968) GSシーンにおける助っ人外人。メンバーは全員フィリピン人で、加山雄三の妹夫妻に見初められて来日した。レパートリーはリズム&ブルースやジミヘンなどカヴァーがほとんどだったが、そのフィーリングは圧巻で、彼らが専属バンドを務めていた茅ヶ崎のホテルには、一流GSのメンバーもたびたび訪れていたとか。(久保田)



 

ザ・ダイナマイツ 『コンプリート・コレクション』 ビクター(2002) 王子様多発のGS期に米軍基地やディスコ回りで叩き上げたストリート感を持っていた数少ないグループ。本質まんまに真っ黒な〈リズム&ブルース〉のカヴァー、やらされた感が逆に太いトグロをまいてしまったオリジナル曲もGS特有のペナペナ感皆無のワイルドさ。GS=ガレージ・ソウル! その形容が許される本格派。(小山)



 

ザ・ビーバーズ 『ビバ! ビーバーズ』 Pヴァイン ジ・アウトロウズからこのバンド名に改名した(させられた)彼らだが、そういうジレンマや何やらが渦巻いたGS史屈指のビバ!名作。いつでもピリッと舌を刺す石間秀樹のサイケなギターが最高。ヤードバーズ、ストーンズ・カヴァーのジャリジャリした感触がたまらん。かまやつひろし作のオリジナル曲もごきげんだ。(桑原)



 

ザ・リンド&リンダース 『ザ・リンド&リンダース MEETS ザ・ヤンガース〜コンプリート・シングルズ』 テイチク リンダースは、R&B、ガレージ、サイケなど、多彩な音楽性を誇ったグループ。ヤンガースは、ソングライティングを手掛けていたメンバーがデビュー当時17歳。歌謡曲にはありえないコード展開をみせるなど、斬新な音楽性を聴かせた。セールス的にはBクラスだったが、音楽性は共にAクラス。(久保田)



 

ザ・モップス 『サイケデリック・イヤーズ』 ビクター 海外GSマニアの最人気グループ、モップス。鈴木ヒロミツの塩辛い歌声に星勝の卓越したギターワークが魅力的なバンドであった。真直ぐなまでのサイケ・ヴィジョンを提示したこのビクター期、ジェファーソン・エアプレインなどの本家カヴァーも良いが、黒く濁った阿久悠−×村井邦彦コンビによるオリジナル曲が素晴らしい。(桑原)


〈GS〉からもはみ出しまくった奇跡のバンド、ザ・ゴールデン・カップスのドキュメンタリー映画「ワンモアタイム」が完成!

 最先端の洋楽をいち早く吸収しオリジナルな料理法でカッコ良く披露する、そんな風にロック・バンドたちがしのぎを削り合っていた60年代後半、ニッポンでもっとも実力がありイチバンの本格派と称されていたザ・ゴールデン・カップス。

 
ザ・ゴールデン・カップスのベスト盤『COMPLETE BEST BLUES OF LIFE』(東芝EMI)

 メンバーは、リズム&ブルースを歌わせたら右に出るものがいない名ヴォーカリスト、リーダーのデイヴ平尾を始めとし、エディ藩(ギター)、ケネス伊東(ギター&ベース)、ルイズルイス加部(ベース&リード・ギター)、マモル・マヌ−(ドラムス)、ミッキー吉野(キーボード)という個性派たちで、67年6月に“いとしのジザベル”でレコード・デビュー。レコード会社に押し付けられて嫌々ながら作った“長い髪の少女”(GS歌謡の名作である)が大ヒットを記録したが、俺らの本質ここにあり、といったふうに、アルバムにおいてはヒップな洋楽カヴァーやオリジナル・ナンバーを披露した。

 なぜこれほどまでに荒くれているのか?と思わずにはいられない、ファズ・サウンドが吹き荒れる初期ガレージ曲は、ここ最近のCDの再々発のおかげもあり(コンプリート収録のボックスまで出た)、若い人の間で再評価の動きが水飛沫状態。噛み付くようにワイルドなプレイの連続なのに最高のグルーヴを生み出しているバンド・アンサンブルのおもしろさが大いに受けている。また、GSの枠組みを取っ払って、Jロックの先駆者という正しい評価も定着しそうな雰囲気もある。

 
2003年5月に横浜・本牧で行われた再結成ライヴ盤『ワンモアタイム』(東芝EMI)

 ブルース・ロックに挑戦した『ブルース・メッセージ』やニュー・ロック的な『フィフス・ジェネレーション』といった名アルバムも残しており、いろんな角度から見つめることが可能なバンドなのである。今回『COMPLETE BEST BLUES OF LIFE』なるベスト盤がリリースされたのだが、カップスの尖った部分を抽出したような内容で、彼らの真実に触れるのに最適な一枚と仕上がっている(和製リズム&ブルースの傑作曲“にがい涙”も入れて欲しかったなぁ)。

 そんな彼らが、まずないだろうと思われていた驚きの再結成ライヴを昨年春に本牧で行なった。それだけに留まらず、今度はなんとドキュメンタリー映画「ワンモアタイム」までが届いてしまった(タイトルは彼らもレパートリーにしていたゼムの名バラードから取られている)。前半はメンバーや関係者、それに北野武や矢野顕子、忌野清志郎などへのインタヴューと古い記録フィルムをまとめたもの。カップスを通じて、当時の本牧〜ハマの風景を浮かび上がらせてくれるのだが、これがめっぽうおもしろい。誰がどれほどのワルで、といった話や、“愛する君に”は名曲だ、とみんなで褒める部分には、観ながら頷いていた。そして後半は、先述の再結成ライヴの模様。こちらはライヴ盤としてもリリースされる(映画未収録曲も多数収録)。再結成アルバム? それはないみたい、さすがに。(桑原シロー)


〈カップス〉を知るための3枚 
『アルバム第2集』 東芝EMI(1968)

 オープニング、ジュニア・ウォーカー“Shotgun”のカヴァーがカッコ良すぎ! 初ヒット“長い髪の少女”のバタ臭さを振り払うかのように、リズム&ブルース・フィーリングを展開するセカンド・アルバム。ルイズルイス加部作“午前3時のハプニング”は奇蹟の一曲。


『ブルース・メッセージ』 東芝EMI(1969)

 ザ・ゴールデン・カップスのためにあるような一曲“本牧ブルース”で幕を開けるサード・アルバム。ポール・バターフィールドやキャンド・ヒートのカヴァーを収めるなど、メンバーが傾倒していたホワイト・ブルースのニュアンスを色濃く打ち出した野心作。


『フィフス・ジェネレーション』 東芝EMI(1971)

 一気にアメリカン・ロック化したラスト・アルバム。ザ・バンド“Tears Of Rage”のカヴァー以外は、全曲英語詞のオリジナル。曲によってリード・ヴォーカルを変えるなど(柳ジョージ、グー!)、さまざまなアイデアに満ちた本作は、もはやGSにあらず。(久保田泰平)

文/久保田 泰平

国産オリジナル・ポップスの夜明け

 本来のGSとは、自分たちが曲を作り、歌と演奏を同じ比重で行っているグループを指すもので、インスト・バンドが余技でこなしたようなヴォーカル物はその範疇にあらず。草創期――66年にデビューしたGSは、GSと呼ばれる以前からプロとしてのキャリアを持つグループがほとんどであり、それゆえに鍛え抜かれていた演奏力やセンスでもって、ビートルズはもちろん、ハーモニーを重視したフォーク・ロックなどを手本としながら、オリジナルのサウンドを築き上げていた。

 
ビートルズの65年作『Rubber Soul』(Apple)
バーズの65年作『Mr.Tambourine Man』(Columbia)

文/久保田 泰平

アイドルの登場で加速したムーヴメント

 GSに旨味を感じた芸能界の戦略によって、GSは一気に加速させられる。67年2月にデビューしたタイガースを筆頭に、66年にブレイクした先輩GSたちよりもぐっと若々しく、ローティーン向けのグループを量産。〈GS〉というカテゴリーが一般化したこの時期においては、当初の定義もどこへやら。職業作家によって緻密に作り上げられた(とはいえ、興味深い音楽ではある)GSが主流となる。また、そのほとんどがヴォーカリストをフロントに立てた、ストーンズ・スタイルの構成だった。

 
ローリング・ストーンズの66年作『Aftermath』(Abcko)
モンキーズの66年作『The Monkees』(Rhino)

文/久保田 泰平

理想と現実の狭間で個性を光らせた実力派

 67年末にブルー・コメッツがレコード大賞を受賞したことによってピークを迎えたGSは、翌68年あたりから徐々にムーヴメント終焉へと向かっていく。新しいグループは続々と出てくるものの、芸能プロがでっちあげたようなものも多かった。そんななかでも、めまぐるしく変革していった欧米シーンに同調するような、音楽性の高いグループも登場。その多くは、GS終焉以降もその音楽性を発展させていき、新たな活躍の場を開拓していった。

 
ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの67年作『Are You Experienced』(MCA)
ジェファーソン・エアプレインの67年作『Surrealistic Pillow』(RCA)

文/醐樹 弦瑶

こんな人もGS出身者!!

 CSの「プロ野球ニュース」を観ながら、「司会の佐々木信也は昔、プロ野球の選手だったんだよ」と言ったら、ウチの嫁は感心していました……っていうのは余談ですが、GS出身者にも、当時を知らない人にとっては「ヘェ〜」と言いたくなるような方もいらっしゃいます。

 ソロ・アーティストになった方には、沢田研二、堺正章、井上順、かまやつひろし、萩原健一、尾崎紀世彦、湯原昌幸、寺尾聰なんてところが。新たなバンドを結成して、精力的にバンド活動をし続けた方では、村八分〜ティアドロップスの山口富士男(元ダイナマイツ)、フード・ブレイン〜スピード・グルー&シンキ〜Johnny, Louis & Charの加部正義(元ゴールデン・カップス)、フラワー・トラベリン・バンドのジョー山中(元491)、石間秀樹(元ビーバーズ)……と意外に少ない。また、穂口雄右、加瀬邦彦、クニ河内、大野克夫など、作曲家や編曲家として、歌謡曲やTV音楽を数多く手掛けていった方もたくさんいらっしゃいます。

 ▼文中に登場したアーティストの作品を一部紹介
沢田研二の69年作『JULIE』(東芝EMI)
寺尾聰の81年作『Reflections』(東芝EMI)
村八分のライヴ盤『LIVE(+1)』(GOOD LOVIN PRODUCTION)


ohnny, Louis & Charのライヴ盤『Free Spirit 1979.07.14』(江戸屋)
フラワー・トラベリン・バンドの71年作『SATORI』(ワーナー)

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