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 掲載: 2005/08/04
ソース: 『bounce』誌 267号(2005/7/25) |
メロウな風を感じさせる楽曲集
文/大石 始、西岡 孝倫、まちだ ゆうき、山西 絵美
DONAVON FRANKENREITER 『Donavon Frankenreiter』 Brushfire(2004)
オーガニック・ロック界随一のワイルド野郎。サウンドはとことん温かいのに、甘いだけじゃなく芯のある強さを備えたアーティスト。ゆえに(?)男子からの支持率もとても高い。(山西)
Caravan 『Trip in the music』 AARON FIELD(2004)
MPCを手に日常と繋がったリラクシン・フォーク・ブルースを紡ぐCaravan。その天才的なソングライティング能力と、〈人のいい〉歌声がナチュラルな放物線を描く傑作セカンド・アルバム。(大石)
BLUE EYED SON 『West Of Lincolin』 Side Out(2005)
カリフォルニア出身、エリオット・スミスを思わせる透き通った歌声とアコースティックな演奏がよく合う。ドノヴァン・フランケンレイターのバック・ミュージシャンがプロデュース。(まちだ)
BEAUTIFUL GIRLS 『We're Already Gone』 San Dumo/Perfect Point(2005)
サーフ・アコースティック系として、日本でも人気のビューティフル・ガールズ。メロウなサウンドにレゲエなヴァイブレーション、開放的な脱力感はこの新作でも健在です。(西岡)
THE JOHN BUTLER TRIO 『Sunrise Over』 Sea Lava(2005)
オーストラリア発のオーガニック・ジャム注目株、ジョン・バトラー・トリオ。メロディアスかつレイドバックしたサウンドはG・ラヴ、ベン・ハ−パーのファンにもオススメ。(西岡)
G. LOVE 『The Hustle』 Brushfire(2004)
サーフ・ミュージックなんて言葉がなかった時代からブルースに根差したナチュラルなサウンドを奏で続けているG・ラヴ。ベン・ハーパーと並んでこのシーンの先駆的存在。(まちだ)
Keison 『BOTTLE』 Tuff Beats(2005)
Caravanやパードン木村らが参加した最新作。旅、仲間、サーフィン……歌われる題材はさまざまだが、日本人離れしたKeisonの歌声の、聴くものすべてを惹き付ける魅力が全面開花。(大石)
XAVIER RUDD 『Solace』 Salt X(2005)
12弦ギターやディジュリドゥなど、マルチな楽器使いで独特のレイドバック感を醸し出すザヴィエル・ラッド。ディープでサイケデリックな時間がメロウに流れる一枚。(西岡)
SPECIAL OTHERS 『UNCLE JOHN』 BabeStar(2005)
豪快なグルーヴにも、軽やかな即興演奏にも、伸びやかな歌モノにも、等しくオーガニックなヴァイブレーションが塗り込められた彼らのサウンド。素朴でメロウ、そのバランスが最高なのよ。(大石)
ALO 『Fly Between Falls』 Yellou Bus/Buffalo(2005)
ジャック・ジョンソンにもう少しバンド・サウンドを加えたような、キャッチーなメロディーが印象的なジャム・バンド。ジャックとの共演曲“Girl, I Wanna Lay Down”は必聴!(まちだ)
Gabby & Lopez 『Straw Hat, 30 Seeds』 farlove(2004)
Natural Calamityの森俊二とTicaの石井マサユキが〈ギャビー〉と〈ロペス〉に成り変わって紡ぐ、静かなるインプロヴィゼーション集。音の狭間に漂う空気感は、上品でありながらカジュアル。(大石)
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MAX JUDO 『Daybreak』 SURFROCK/MS(2005)
サーフ・ミュージックの宝庫=オーストラリアから、先住民族であるアボリジニの伝統楽器、ディジュリドゥを大胆に使ったアーティストが登場。オーガニック×アボリジニ=新感覚!(まちだ)
WHITE BUFFALO 『Hogtied Like A Rodeo』 Monkey Sketch(2005)
ドノヴァン・フランケンレイターが猛プッシュしているシンガー・ソングライター。その男らしい声は、ドノヴァンにも負けていません。(いい意味での)野暮ったさがクセになる一枚。(山西)
SPIRITS REJOYS 『ONE.』 NMNL(2005)
歴戦のツワモノたちが集結し……なんて大仰なキャッチコピーは不必要な、リラクシンなファースト・ミニ。ニュー・ソウル的なアコースティック風味の肌触りもいい。Caravanのファンもぜひ。(大石)
WILL CONNER 『Southern Hemisphere』 BME(2005)
現在は主に自身が賛同する環境保護団体のために活動しているが、ボー・ヤングのアルバムで共演していたり映像作品に曲が使われているウィル。優しい歌声はジャックにも近い雰囲気。(まちだ)
CUSTOM KINGS 『Where Do They Go?』 Liberation(2005)
オーストラリアのサーフィン雑誌が作るDVDで曲が使われたことで話題になり、ビューティフル・ガールズともツアーを回った彼ら。多彩な音楽要素を含んだ繊細な楽曲はサーフ系随一!(まちだ)
今野英明 meets パードン木村 『UKE! TIME』 Tuff Beats(2005)
ポロポロとウクレレを爪弾きながら、丁寧に歌を紡ぐ今野英明。そして、それを優しくプロデュース&ダブワイズするパードン木村……イカした大人2人が葉山で制作した名曲集。泣ける。(大石)
SIM REDMOND BAND 『Shining Through』 I-Town(2004)
NY発、レゲエなどさまざまな音楽を採り入れたオーガニック・サウンドに乗った、ヴォーカルのウニートの透明な歌声が心地良すぎる4人組。こちらは多国籍な雰囲気を持つ彼らの最新作。(まちだ)
BEAU YOUNG 『Waves Of Change』 See-Green(2004)
実際にロングボードのワールド・チャンピオンだったボー・ヤング。爽やかな歌声が印象的で、本物のサーファーが奏でるアコースティック・サウンドには説得力がある!(まちだ)
YANCY 『SONGS FROM SUNNY SKY』 インフィニティ(2004)
Caravanバンドの一員としても活動するキーボーディストのソロ。そのCaravanらも参加し、70年代シンガー・ソングライター的な牧歌的世界がスロウな風を届けてくれる、滋味深い一枚。(大石)
VARIOUS ARTISTS 『Tropicalize II』 SURFROCK/ポニーキャニオン(2005)
大好評だったサーフ・ロック・コンピの第2弾! ジャック・ジョンソン“Constellations”のアコースティック・ヴァージョンなどを収録し、日常を南国に変えるトロピカルな仕上がり!(まちだ)
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文/大石 始 Surf Rock Trip
■Caravan/Keison/Magnolia 7月3日(日)神奈川・California
現在のスロウ・ライフ・ミュージック/サーフ・ロックの盛り上がりを象徴するようなツアーが湘南のサーフ・ショップ、Californiaを皮切りにスタートした。これまで数多くのステージをシェアし、いくつもの旅を共にしてきた仲間たち──関係者、オーディエンスも含む──による、前代未聞の大ツアー。この日のショウは旅の始まりを祝うかのように温かいヴァイブレーションで会場全体が包み込まれていた。3アーティスト共に素晴らしいパフォーマンスを披露し、〈仲間たち〉がそれを笑顔で受け止める……キザな表現だなぁ!と思ったら、ぜひこのツアーを体験してほしい。この文章になんの誇張もないことがわかるはずだから。なお、この〈Surf Rock Trip〉は10月2日のファイナルまで突き進みます。詳細は〈オフィシャルサイト〉にて。 |
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