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DISCOGRAPHIC LENNY KRAVITZ

掲載: 2008/03/19

ソース: 『bounce』誌 296号(2008/2/25)

レニー・クラヴィッツを知るための7枚

文/山西 絵美




『Let Love Rule』
Virgin(1989)
凝ったサウンドと享楽的なムードが蔓延していたシーンの流れを、たった一枚のアルバムで断ち切った脅威のデビュー作。ブルース・ロック臭プンプンの表題曲やブギーな“Mr. Cab Driver”を筆頭に、子供でも口ずさめそうなほどシンプルでストレートなナンバーがギッシリ!



『Mama Said』
Virgin(1991)
どこを切っても美曲揃いのモンスター盤にして、本国での人気を決定付けた一枚。ロック・オタクっぽい前作と比べてだいぶ外向的になった印象で、激甘な大名曲“It Ain't Over 'Til It's Over”など、猥褻ギリギリのファルセット・ヴォイスに世界中の女子が吐息を漏らした。



『Are You Gonna Go My Way』
Virgin(1993)
ソリッドなギターで幕を開ける冒頭のハード・ロックからラストのルーツ・レゲエまで、問答無用で畳み掛ける3作目。過去2枚で聴けたホーンやストリングスによるエロい装飾は鳴りを潜め、歌詞も単純明快に。贅肉を削ぎ落としたレニーが全力で疾走するパワフル盤だ。



『Circus』
Virgin(1995)
ド頭から“Rock And Roll Is Dead”と高らかに謳っているわりにはキャリア史上もっともロック! 前作での開放的なムードはどこへやら、宗教的な歌詞が多くを占め、曲調もダークだ。とりわけ、末期ガンの母に向けられた“Can't Get You Off My Mind”がもの悲しい。



『5』
Virgin(1998)
デジタル録音に振り切った5作目。ビカビカのディスコ曲“Super Soul Fighter”やインスト・ファンク“Straight Cold Player”をはじめ、打ち込みあり、シンセの乱用ありと、新機軸で驚かせてくれる楽しい一枚だが……レニー様が見切れているジャケはどうかと思うよ。



『Lenny』
Virgin(2001)
ふたたび男気ロック・モードに突入した6作目は、やかましいギター音からして精神状態の良さが窺える仕上がりだ。“Dig In”を筆頭に硬くてエッジーな曲が全編に渡ってそそり立っているが、ヒップホップのビートを取り込むなど、前作で味をしめた遊び心もときおり顔を覗かせる。



『Baptism』
Virgin(2004)
直毛にしてイメチェンを図った7作目は、ネガティヴなリリックの目立つレニ暗盤。デヴィッド・ボウイの歌唱法をパクッたらしい“The Other Side”や“Distiney”など深遠なバラードの出来が素晴らしく、メロディーメイカーとしての才能をダイレクトに感じ取れる一枚だ。



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ALBUM
『It Is Time For A Love Revolution』(2008)

COMPILATION
『Greatest Hits』


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