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第6回 ─ 上原あずみ


掲載: 2002/11/14

ソース:『bounce』誌 237号(2002/10/25)

ものすごく負けず嫌いな性格ですね

文/ピ〜ス!久保田(コイシ隊)



 コイシ隊員A「隊長、朝からなに聴いてるんすか? ん、どっかで聴いたことあるような……懐かしい感じもしますね、これ誰の歌っすか?」

 コイシ隊長「(得意げに)知らないの〜。上原……」

 隊員A「上原ゆかり! マーブルチョコレートのCMに出てた……」

 隊長A「……って、キミはいったい何歳なんだよ!まったく(わかったオレもオレだけどな)。あ・ず・み! 上原あずみだってば」

 隊員A「あっ、こないだTVで観ましたよ。可愛くってスレンダーでギュウっと抱きしめたくなるような……」

 隊長「でも彼女、格闘技ファンらしいぞ。見かけによらず強〜い女の子なんじゃないかな!」

 隊員A「そうなんですかあ。じゃあ今月のターゲットは……」

 隊長「うん、そういうこと!」

 隊員「(隊長、先月とパターンいっしょやなあ)」

 ――格闘技が大好きだって聞いたけど。

 「ちっちゃいころ、よく弟とケンカしてて、そんなころの〈負けたくない!〉って負けず嫌いの気持ちから格闘技っていう〈強い〉ものに興味を持ちだしたんです。男の子に生まれてたら、ゼッタイ格闘家になりたかった(かなり本気!)。好きな格闘家は……やはりアントニオ猪木さんです」

 ――じゃあ、猪木さんにほっぺた張られたいって思う!

 「すごく思います(笑)」

 ――結構、筋金入りかもね(笑)。

 「技とか試したりしますよ、弟とか母親とかに(笑)。この前、弟の腕を脱臼させちゃって(苦笑)」

 ――もしかして、かなり鍛えてたり?

 「筋トレは毎日してますよ。それをしないと眠れないんです。とりあえず腹筋と背筋と腕立てと後ろ腕立て、調子がいいときはスクワットとか、それを全部100回ずつやらないと眠れない。それをやってから本を読んで寝るっていうのが毎日の日課です」

 ――そういえば、このあいだあずみちゃんをTVで観たんだけど、すごくシリアスな表情で歌ってて。
上原あずみのファースト・アルバム『無色』(GIZA studio)


 「そのとき歌った“無色”は、負の感情を詰め込んだような曲だったんで……夏のライヴに参加させていただいたときは明るい曲ばかりだったんで、そのときはニコニコ歌ってました」

 ――そうだったんだ。普段は感情の起伏が激しかったりするのかな?

 「そうかも知れません。楽しいときは思いっきり笑うし、悲しいとき……レコーディングで悲しい曲のときにはポロポロっと。あと、最近インストア・イヴェントをやって、初めてファンの方とふれあう機会をもたせていただいたんですけど、〈あずみちゃんの曲を聴いて励まされます〉とか〈支えられます〉って言ってくださった方がいて、なんかそういうのを聞いたら、私のほうが支えられてるなあって思ったりして……どの会場でもポロポロっときましたね」

 ――イイ話だなあ……ところで、今回ついにファースト・アルバムがリリースされるよね。でもって、気がついたらデビューして1年じゃないですか!

 「この1年ですごくいろんなことがあったなあって思いますね。自分自身も変わったし、自分がいる環境も変わったし……すごく成長できた1年だったと思います」

取材後記――上原あずみに感じる歌謡的嗅覚

 すべての楽曲で自身の詞(ことば)を綴るあずみちゃん。十代のオンナのコが作詞を手掛けるなんてこと自体は、いまさら驚くようなことではないけど、いにしえの歌謡曲にも通じる詞の聴き取りやすさであるとか、聴かせるポイントの押さえ方なんかを身につけているあたりは、ちょっとした驚き。好きと語りながらも「とくに〈パンク〉って意識では聴いてないですね」というザ・ブルーハーツにしても、彼女の場合、日本人のハートに必中する〈歌謡的部分〉を嗅ぎ分けて聴いていたのではないかと思われます。そういった歌謡的嗅覚が、かつての若者ではなく彼女のような世代にも芽生えているということであれば、近頃の〈昭和歌謡〉なんて騒ぎもうなずける話……かも知れませんね。(ピ〜ス!久保田)
ザ・ブルーハーツのファースト・アルバム『THE BLUE HEARTS』(メルダック)

Folder 5のAKINAちゃんが、いよいよソロ・プロジェクトをスタートさせます!

 この夏、セカンド・アルバムをリリースして、当コーナーにも登場してくれたFolder 5。そのメンバーであるAKINAちゃんが、いよいよソロ・プロジェクトをスタート! 以前、bounce誌の連載コラムにも登場していただいてたAKINAちゃんだけに、彼女が新たな展開をするということとなれば、ご報告しないわけにはいかないでしょ!

 
――当然だけど、Folder 5とは雰囲気がガラリと変わって……今回はLAのプロデューサーを起用したり、自分で作詞作曲をこなしたり、ヴィジュアルもグッとオトナっぽくなって……。

 「衣装は、自分がやりたいなあって思ってたもので……私が17歳ってことで、オトナになれない自分だったり、子供じゃない自分だったりがいるんですけど、オトナっぽいところを見てほしいっていうことで今回の衣装。タイトルの通り〈タッチ・ミ〜?〉って感じで(笑)。詞や曲は中学のころから書いてたんですけど、そのころはあんまり自信がなくて見せられなかったんですよ(笑)」

 ――詞の内容だけど、結構オトナっぽいこと歌ってるよね。想像力豊かというか……。
AKINAのファースト・ソロ・シングル“Touch Me”(avex tune)


 「想像しか……(笑)。“Touch me”は、オトナの人に恋をしてる17歳っていう設定で書いた詞です。たとえば私と同世代の女の子がオトナの男の人と付き合うっていう場合に、夜会いたくても私がダメ、みたいな感じで時間の制限がありますよね。だから、ふたりで会える限られた時間には、私が思ってること、私の動きひとつひとつを感じとっててほしいなっていう詞なんです」

 ――カップリングの“Any time”は作曲も手掛けてて。すごくイイ感じです(拍手)。

 「好きですね、この曲。なんかすごく懐かしいなっていうのがあって、たぶん、ずっと鼻歌で歌ってたような歌が“Any time”のような歌だったような気がするし……曲が出来たときには、すごく懐かしさを感じましたね」

 ――じゃあ最後に、ソロ・プロジェクトにあたっての意気込みを、読者のみんなに向けて。

 「バック・ダンサーが男性だったりとか、かなり変化をつけたりしてます。ソロをやったことによって成長したなって思う部分もあったので、ひと回り大きくなった私を絶対チェックしてくださいね。Folder 5では修学旅行みたいに楽しくやっていきたいですけど、ソロのときはグループではできないいろんなことにチャレンジして、もっと自分を高めていこうと思ってます!」

モーニング娘。コンサート・ツアー〈LOVE IS ALIVE!〉in 横浜アリーナをレポート! 題して…… ごっちん卒業おめでとう! キミノヒトミニコイシ鼎談!

 モーニング娘。のコンサート・ツアー〈LOVE IS ALIVE!〉最終日、9月23日の横浜アリーナに行って参りました! なんてったってこの日はごっちんこと後藤真希の、娘。として最後のステージ。そんな特別なステージを鼎談という形でレポートさせていただきます。題して、ごっちん卒業おめでとう! キミノヒトミニ……(上に書いてます)。

 
鼎談出席者(平均年齢33歳)
ピ〜ス!久保田:コイシ隊長。新垣里沙には並ならぬ可能性を感じる、と周囲にふれまわっている。
サナギマン:音楽&格闘技ライター。紺野あさ美の空手の腕っぷしにはただならぬものを感じている。
UCHi-DASH:実家暮らしの公務員。〈セカモー〉からの娘。ファンだが、コンサートは今回が初参戦。

 
ピ〜ス!「今回は、ごっちんが最後ということもあって、開演前から場内の雰囲気が違ったよね」

 サナギ「娘。のトランス・ミックスがかかっててさ、それだけでもすごく盛り上がってたし」

 UCHi「ギリギリで駆けつけたんだけど、“LOVEマシーン”が鳴ってて、もう始まっちゃったのかなあって、ダッシュしちゃった」

 ピ〜ス!「あっ、初参戦っぽいね。その時間から“LOVEマシーン”みたいなキラー・チューンやんないって(笑)」

 UCHi「いやいや、面目ない」

 ピ〜ス!「雰囲気違うといえば、最初のMC。メンバーが横イチになってひとりずつ挨拶するのはおなじみだけど、やっぱごっちんのときは違ったね」

 サナギ「客席みんな上がってたね」

 UCHi「上がってたね。KICK THE CAN CREW的に言うと」

 ピ〜ス!「ごっちんもさすがで、その空気をちゃんと察知してると思しき態度だったね」

 サナギ「みんなの呼吸を読んでしゃべってたよね」

 UCHi「この日のごっちんは、終始凛々しかった」

 ピ〜ス!「この日といえば、タンポポとプッチモニも、この編成では最後のステージだったんだよね」

 サナギ「カオリン(飯田香織)とか、ステージに上がった途端に泣き気味だったからね。そしたら、会場が緑と黄色のペン・ライトで染まって……」

 UCHi「で、カオリンが〈タンポポがいっぱい!〉ってね」

 ピ〜ス!「感動的だね」

 サナギ「プッチモニもね、気持ちダンスが激しかったような感じだったな」

 ピ〜ス!「個人的には“青春時代1.2.3!”が聴きたかったなあ……ところで、どのへんで観てた?」

 サナギ「アリーナの後ろのほう」

 UCHi「僕も。小川(麻琴)のMCで、〈小川っしょい!〉の掛け声をするときは、いっしょになってやりましたよ。あっ、それからMCといえば、高橋の〈……高橋愛でした、イェィ?〉。あの短い〈イェィ?〉が良かったな。彼女はダンスのキレもいいしね」

 ピ〜ス!「同感!」

 サナギ「高橋は汗の量がいいよ。なんでそこまでってぐらい。藤波辰巳並みだね」

 ピ〜ス!「僕は、観るたびにチャーミー(石川梨華)の存在感に感服するなあ。堂に入ってるというか」

 UCHi「あと、紺野(あさみ)の運動神経はナメられないものがありますよね」

 サナギ「でも、観てて思ったんだけど、途中、ごっちんが最後だってことを忘れるぐらい淡々と進行してたよね」

 ピ〜ス!「たしかに、意図的に〈卒業〉をやたら煽り立てる演出はしてなかったよね。だから逆に、エンディングを迎えたときがせつなかったのかも」

 サナギ「せつなかった」

 ピ〜ス!「最終日の夜の部はとくにね」

 UCHi「アンコールの“手を握って歩きたい”の途中で、メンバーとのやりとりがあって」

 サナギ「あいぼん(加護亜依)が〈写真撮って〜〉とか、(保田)圭ちゃんが〈3年前から言ってるけど、しゃぶしゃぶ食べ行こうね〉とか」

 UCHi「終演後のごっちんコールもすごかったね」

 ピ〜ス!「結構長く続いてたよ」

 UCHi「100%出てこないっていうのをわかっててもコールし続ける……」

 サナギ「この日の夜、横浜の街はファンがあちこちで盛り上がってたみたいだよ。カラオケとかね」

 ピ〜ス!「ファンのみんなも素晴らしい、人生って素晴らしい!」

 サナギ「“I Wish”はごっちんのお気に入りナンバーだからね」

 ピ〜ス!「じゃあ、われわれも歌いに行きますか! あっ、哲くんも誘おうよ」
モーニング娘。、ミニモニ。、プッチモニ、タンポポ、後藤真希のナンバーがトランス・ミックスで登場。『CLUB Hello! TRANCE REMIX』(zetima)

文/コイシ隊

今月のコイシタ〜イ!銀盤たち

モーニング娘。

ここにいるぜぇ!
zetima
コンサート会場中でモッシュするファンの姿が目に浮かびます──といった感じのパンク・ロックならぬ〈つんく♂ロック〉ナンバーです、新曲は。次のコンサートが待ちきれなくなること必至ですね!



メロン記念日

香水
zetima
ファースト・コンサート・ツアーも間近に控え、さらにジャンプ・アップしそうな勢いのメロン記念日。新曲はしっとりとしたポップ・ナンバーで……と思いきや、途中で派手なラップも展開、内容濃い曲です。



釈由美子

釈お酌
ポリスター
ヤバイです、一度聴いたらアタマの中で輪廻し続けます。〈ニュー宴会ソング〉と謳っているだけに、はっきりいってコミカルな歌なんですが、演奏はグルーヴィーなバンド・サウンドで……心ニクいですな。



藤本美貴

ボーイフレンド
hachama
きた〜っ! ミキティの魅力をさらに輝かせる名曲ですよ、これは! 〈ボーイフレンド〉〈恋人〉のあいだで揺れ動く感情──思春期ならではのセンチメンタリズムを、この季節にはやたらと染みるメロウネスと白い吐息でくるんだ、ミキティ版〈White Love〉です。



上戸 彩

kizuna
ポニーキャニオン
最近、ガンプラ好きということが判明した彩ちゃん(継ぎ目の消し方教えてあげたいっす)。待ってました!のデビュー・シングルだった“Pureness”から2か月、早くも新曲が到着! 前作からの流れを汲んで、今作でもシリアスな〈LOVE〉を歌い上げております。



Otoha

一秒のリフレイン
DREAM MACHINE
乙女の感情をくすぐったいぐらいに伝えてくれる乙葉ちゃんの歌、言葉、声は、いいオトナでもマジで顔を赤くしちゃうほど純粋で、でも艶っぽくて……もう、仕事が手につきません! 堂島孝平によるハート・ウォームなメロに乗って、歌手・Otohaがさらに輝く!

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