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南風食堂 (料理ユニット)

オンライン掲載:2001/11/15

「スティールオーケストラ」を聴くと、みじん切りがいつもより早くできる気が する。

写真:井上智幸
取材:高橋百合香(bounce.com編集部)
南風食堂(nanpuu shokudo)
小岩里佳、三原寛子、片桐直美(左から)の3人によるユニット。2000年2月活動開始。 味はもちろんのこと、食感、色、音、空間を含めたよりよい「食」の場のプロ デュースを目指す。メニュー開発、フード提供のほか、2001年は、『気持のい いカフェブック』(学研)の出版、「カフェ展」(7月・リトルモアギャラ リー)、「アートイング東京2001」(9月・セゾンアートプログラム)、「ART CAFE」(11月・キリンプラザ大阪)への参加など大活躍中。

緑豆タピオカぜんざい、甘酢でしめた茗荷寿司……。調理からスタイリングま で、全て自分達で手がける南風食堂の料理は完成度が高い。
花見や花火大会、各種イベント会場へのケータリングなどで、着実にファンを 増やしつつある彼女達の料理。それは、この部屋で、こんな音楽を聴きながら つくりだされる。




カマ アイナ
『安食堂の夜』
CD アルバム
Pヴァイン
PCD-3888
2,200円(税抜)



エクソダス・スティールバンド
『スティール・オーケストラ』
CD アルバム
JCV
VICG-60338
1.900円(税抜)



スティーヴィー・ワンダー
『アット・ザ・クローズ・オブ・ア・センチュリー』
CD アルバム
モータウン
POCT-9538
7,768円(税抜)



パティ・スミス
『ホーセス』
CD アルバム
アリスタ
BVCA-7394
1,748円(税抜)



ダンプ
『That skinny Motherfucker With The High Voice?』
CD アルバム
Shrimper(輸入盤)
0
1,890円(税抜)

──料理をつくるときに、音楽をかけますか?

はい。その場の雰囲気や体力、気分に合わせて。料理って意外と肉体労働なの で、流れている曲で楽になることも多いです。ジャンルはあまり問わないけれ ど今日だったら、<架空の映画に登場する安食堂に流れる音楽>というそそる テーマで編曲されたカマアイナの『安食堂の夜』なんかいいですね。(三原)
3人で作る時はかけますね。1人の時は、何もかけないで、お肉が焼ける音 とか、油がはねる音とか、料理している時の音をぼーっと聞いているときもあ ります。エクソダス・スティールバンドの『スティール・オーケストラ』は、 みじん切りがいつもより早くできるような気がします。(小岩)

──音楽にまつわる、忘れられない思い出ってありますか?

4月に代々木公園で行われた教授(坂本龍一)のシークレットライブの時に、 芝生でごろごろした事かな。料理は作らなかったけれど、南風のみんなでのん びりできた貴重な時間でした。風があって、光に包まれて音楽を聴いたしあわ せな一時。<食べる>こともその流れの中にあるな、と実感できたので。(片桐)
渋谷のビルの屋上でイベントをやった時、特製タイカレーをつくったんです。 風が吹いていて、星が出ていて、夜景が遠くまで見える中、小さなラジカセか ら流れるチープな音でスティーヴィー・ワンダーの『リボン・イン・ザ・スカ イ』が流れてきて、人知れずちょっと感動してました。(三原)

──そもそも、どうして「料理ユニット」をやろうと思ったのですか?

食べること、おいしいものの価値観が似ている3人が集まったので。(小岩)
世の中には<気持ちのいいこと>と<小さな偶然/奇跡>がたくさん隠れている、 というのが私の実感です。で、食いしん坊的に一番身近な<食>を媒介に、それ らとコミニュケートしようと思ったんです。<おいしい>を中心に、場の空気や、 人の気配、色や音や匂い、偶然などが複雑にからみあって生まれてくるものに、 いつも助けられてます。(三原)

──いま一番の自信作やおすすめメニュー。また、それを食べるときにかけたい 曲を教えてください。

エリンギのスープ&バターライスのホタテ風味。パティ・スミスの「レドンド ・ビーチ」。(片桐)
ぽーぽー。沖縄のお菓子で黒糖ホットケーキのようなもの。とても簡単でお いしい。ダンプの『That skinny Motherfucker With The High Voice?』は黒糖 の甘さとよく合います。(小岩)





・11月23日(金) J-WAVE特番「CAFE SMILE 」に出演します。南風食堂が FARMER'S CAFE(原宿) とCafe Apres-midi(渋谷)で「CAFE SMILE」の特別メニュを提案する そうです。
「期間限定で、実際にメニューに加わりますので、みなさん食べに来てくださいね」
・ケータリングなど各種問合わせはコチラへ!




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