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オンライン掲載:2001/11/15

マイケル世界の血肉となった〈ルーツ・ミュージック〉たち
文/出嶌孝次
 
 デビュー前のローカル時代にはテンプテーションズなどのカヴァーを歌っていたマイケル(当初6歳!)だから、彼の奥底に宿っているのがリズム&ブルース〜ブラック・ミュージックの大いなる遺産であることは前提だ。ジャクソン5をモータウンへ導いたボビー・テイラーがマイケルの子供離れしたソウル・フィーリングに驚嘆して名曲の数々──レイ・チャールズ“Fool For You”やアイズレー・ブラザーズ“It's Your Thing”など──を発表のアテもなくレコーディングしまくらせたのもわかる。ただ、ロック層にも届いたスライ・ストーンの曲を同時期にカヴァーしていたのはより示唆的で、より広いポップ・ミュージック全般に触れたことが、マイケルの現在を形作ったのは間違いない。後にドビュッシーとビートルズへの愛を口にもした彼は、79年に“Girlfriend”の提供を受けて以降、ポール・マッカートニーとの仲を深めていくことになる。まあ、そんなふうに自身のルーツとなったビートルズやスライの楽曲の権利をみずから所有しているのもなんかスゴいけど。









マイケルのルーツとなった音楽の一部。左から、レイ・チャールズ『Ultimate Hits Collection』(Atlantic)、スライ&ザ・ファミリー・ストーン『Stand!』(Epic)、ビートルズ『Abbey Road』(Apple/EMI)





ジャクソン5の4枚組ボックス・セット『Soulsation!』(Motown)。超貴重な未発表曲が山盛りのDisc-4を聴いたらビックリよ!

 
 
マイケル・ジャクソンとその音楽
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