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常に最高をめざすマイケルである。ならば当然、彼のもとに集まるのは一流のサウンド・クリエイターたちだ。『Off
The Wall』から『Bad』まではクインシー・ジョーンズ渾身のプロデュース作品だが、ルイス・ジョンソンやワー・ワー・ワトソン、グレッグ・フィリンゲンズ、それにデヴィッド・フォスターやTOTOの面々など、ここではクインシーだからこそ呼ぶことができた西海岸ソウル〜フュージョン畑の腕利きが一堂に会し、元ヒートウェイヴのロッド・テンパートンらによる緻密なリズム・アレンジのもと、スムーズ&ダンサブルな演奏が繰り広げられている。そんなクインシー主導のキラキラな80年代を経て、90年代には『Dangerous』でテディー・ライリーを迎え、派手派手なニュー・ジャック・スウィング・ビートでワイルドなマイケルを演出。
その作風を応用して作られたのが今回の新作『Invincible』と言えそうだが、そこで主導権を握るのはテディーの弟子から出発したロドニー・ジャーキンス。“You
Are Not Alone”を書いたR・ケリー、それにベイビーフェイスらが予想通りのバラードを制作しているなかで、ロドニーの作るサウンドの突進力は圧倒的だ。
新作ではドクター・フリーズやアンドレ・ハリスといった予想外の制作陣がクインシー時代の空気感を運び込んでいるのも興味深いが、マイケルが好むのは、やはり不動の地位を築いたトップ・クリエイター。マイケルの作品には、選ばれた者による選ばれたサウンドが並んでいるのである。
→上から、“Rock With You”のカヴァーを収めたクインシー・ジョーンズの95年作『Q's Jook Joint』(Qwest)、マイケルとの共作曲“Joy”を収めたテディー・ライリーのグループ=ブラックストリートの94年作『Blackstreet』(Interscope)、“You
Are Not Alone”と同時期に出たR・ケリーの95年作『R.Kelly』(Jive) |
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