ホーム特集

ROLLIN' USA>>


P.1/1

オンライン掲 載:2002/05/02
初出:2002年04月25日『bounce』231号

ルーツ・ロックのニュー・スタンダード Part.2
──ポスト・ハードコア世代のカウ ボーイ(ガール)たち


文/福田教雄、村尾泰郎
THE NEW AMSTERDAMS
『Para Toda Vida』Vagrant(2002)




ハードコア〜エモ・シーンのなかで増えつつある、アコースティック・ユニット。こ のニュー・アムステルダムスもそのひとつで、ゲット・アップ・キッズのフロントマ ン、マシュー・プリオールによるソロ・プロジェクト。切り詰められた音が奏でるグ ラスルーツな歌の数々が、アメリカという物語をスナップする。
(村尾)
VERMONT
Calling Albany Kindercore(2002)




プロミス・リングのメンバー、デイヴィー・フォン・ボーレンとダン・ディディエル に、ペレのクリス・ロスナウが加わったユニット、ヴァーモント。この1作目では、 穏やかな語り口で、アメリカの原風景を愛情たっぷりになぞってみせる。デリケート なサウンド・プロダクトが見せる世界は、まるで手作りのカレイドスコープの よう。
(村尾)
CLEM SNIDE
『You Favorite Music』 Spin Art(2000)





グランジからノーウェイヴへ。そして、その先に見つけた郷愁の味。クレム・スナイ ドは、ディナー・ジャケットを身に纏い、お池にハマってどんぶらこ。濡れ鼠たちが 奏でるカントリー・ワルツ。メンバーの数では負けても、その歪みとムードはラムチ ョップにさえ引けを取らない。人呼んでアート・カントリー。麗しの一枚。
(福田)
PEGGY HONEYWELL
『Honey For Dinner』Galaxia(2001)




トミー・ゲレロのリリースでもお馴染みのレーベル、ギャラクシアから登場したカウ ガール、ペギー・ハニーウェル。ギターを片手にアニメーターとしても活躍している という彼女だけれど、ちょっと舌足らずのヴォーカルが風を切ってそよいでいく様子 がとってもキュート。ゲストにはパパMのデヴィッド・パホが顔を出したりも。
(村尾)
MIGHTY FLASHLIGHT
『MIghty Flashlight』 Jade Tree(2002)





ニトログリセリン装備のパンク・ロックでワシントンDCの街を焦げつかせたバンド、 ライツ・オブ・スプリングのベーシストだったマイク・フェローズ。時は経ち、旅の 毎日。そして、髭も良い案配に伸びたころ、彼はマイティー・フラッシュライトとし てアコースティック・ギターを抱え、電子に浸食されるフォーキーを手にした。
(福田)
NEKO CASE & HER BOYFRIENDS
『Furnace Room Lullaby』Bloodshot(2000)




〈ミャオ〜〉と、そんな名前のバンドにいたネコ・ケース嬢。パンク〜インディー・ ポップから、カントリー・ジャンボリーに参加した彼女は、いつしかタフな歌い口を 身につけ、そして路上で血にまみれる。と、ジャケットはアンセインみたいだけど、 しかし、そんなスピリットを持つカントリー・ガールもいたりするのだ、ここ に。
(福田)




特集へ戻る