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 掲載: 2002/07/11 更新: 2003/02/12 ソース: 『bounce』誌 233号(2002/6/25) |
ロマンポルシェ。が憧れのジグ・ジグ・スパトニックにハーフ・バイト×4+ライヴ競演!!
文/土屋恵介
ジグ・ジグ・スパトニックとは??86年、ニューウェイヴ・サウンド華やかなりし頃、ジグ・ジグ・スパトニックは衝撃のデビューを飾った。エレクトロニクスとロックンロールの合体。ブッちぎりのルックス。彼らの全てがセンセーショナルだった。
掟ポルシェ「80年代、ステージに立つには自分たちのロックンロールを飾り立てなきゃいけなかった。そのなかでもいちばんロックを進化させて、飾り立ててたのがジグ・ジグなんですよ」
ニールX「そのとおり!! 80年代、未来に向けて言いたいことを爆発させてやってきた。そう言ってもらえて光栄だよ」
トニー・ジェイムス「ジェネレイションXが終わってから、自分のバンドをやるときは、好きなもの全部をロックンロールに注ぎ込んでやりたいって考えてたんだ。エレクトロニクス、T・レックス、ダブ/レゲエ、映画音楽。ファッション・デザイナーをやってたマーティン・ディグヴィルと出会ってスタイルを確立し、僕たちは完成したんだ。いまだにジグ・ジグみたいな音楽をやってるバンドって他にいないよ。エレクトロニック・ロックンロールさ!!」
ロマンポルシェ。の印象
| | 先ごろリリースされたロマンポルシェ。のニュー・アルバム『孫』(ミュージックマイン) | 時空を越えての来日は、ロマンポルシェ。が仕掛人だ。果たしてジグ・ジグはポルシェに対してどんな印象を持ったのだろう。
ニール「素晴しい音楽をやってるね」
マーティン・ディグヴィル「ライヴでは素晴しい裸も見せてもらったわ(ニコニコ)。心から湧き出る音楽をやってると思ったよ」
トニー「バンド名の由来は?」
掟「〈ロマンポルノ〉っていう成人映画のカテゴリーがあって、それをもじって付けたんですよ」
ニール「それに出演してたのかい(笑)? 〈ロマン〉はイタリア語で〈ポルシェ〉はドイツ語だから、不思議な組み合わせだなって思ってたんだ」
トニー「スーサイドの音に似てるね。僕たちも大好きさ」
掟「とくにジグ・ジグの新作『Blak Elvis』は、エルヴィス・プレスリーを演奏するスーサイドみたい。そんな未来的なヴィジョンが大好きなんです」
ニール「エルヴィス+〈マトリックス〉みたいな形でやりたかったんだ」
掟「じゃあ、オレらはソフトセル+梅宮辰夫で!って、伝わんねぇか(笑)」
ショックは永遠に続く
| | 86年に発表されたジグ・ジグ・スパトニックの衝撃アルバム『Flaunt It』(EMI) | 当時、アートワークに日本語を使用したり、ガンダム好きをアピールしてたのはジグ・ジグが最初。後のテクノ・シーンへも影響を与えてるぞ。そんな時代の先取り感は、いまだに有効であったのだ!
トニー「ガンダムとか、当時イギリスでは画期的だったんだ。まだ日本の物が珍しくて、凄くウケてたな。2年前にイギリスで出た本にも、〈ジグ・ジグは早かった〉って書いてあったし」
掟「依然ショックな存在なんですよ。昨日、原宿の竹下通りで彼らの撮影してたら、派手な人が多いなかでも、みんながギョッとしてたぐらいだから(笑)。音楽的にも革新的だった。低音に頼らない軽快なサウンドが特徴になってた。ロックンロールは軽快じゃなきゃいけない。だからオレらも音作る時には、極力低音は少なくしてるんです。ところで90年代はなにをしてたんですか?」
ニール「ジグ・ジグは近未来の音楽をやってるから、90年代は僕たちに時代が追い付いてくるのを待ってたんだ」
トニー「イエス。21世紀になって、ようやく時代が追い付いてきたよ!」
さて、彼らの未来は??
| | 14年ぶり(!!)となるジグ・ジグ・スパトニックのニュー・アルバム『Blak Elvis』(ミュージックマイン) | ジグ・ジグは早くも次作を制作中。さて、未来派の彼らが占うこれからの20年は? そしてロマンポルシェ。との関係は?
掟「新作を作ってるんですよね。トニ−がプロデューサー?」
ニール「いいや、みんなでやってるんだ。トニーがパンクDJみたく繋げていく構成さ」
トニー「おそらく20年後はさらに情報が氾濫して、すごい混乱ぶりさ」
マーティン「テクノロジーの支配が進んで、魂がないような世界になるんじゃないかな」
ニール「うーん、床磨きしてるんじゃない」
マーティン「オホホホホ(大爆笑)。ゴメンナサイ。ところで、“Love Missile F1-11”(代表曲)のカヴァ−をやりたいですか?」
掟「ええ!? もちろんです!!」
| | DJ ロマンポルシェ。が監修したニューウェイヴ・コンピレーション。『DJ ロマンポルシェ。のNEW WAVE 愚連隊 Vol.1(洋楽篇)』(ミュージックマイン) |
| | 『DJ ロマンポルシェ。のNEW WAVE 愚連隊 Vol.2(邦楽篇)』(ミュージックマイン) |
| | 『DJ ロマンポルシェ。のNEW WAVE 愚連隊 Vol.3(洋楽篇 2)』(ミュージックマイン) |
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文/土屋恵介 ライヴ・レポートでフィニッシ!!
超満員のクアトロ。80's直撃世代と若いパンクスが入り混じった客層から、幻想とあきらめと期待感がひしひしと伝わってくる。確かに“Love Missile F1-11”はいまだにカッコいいナンバーだ。しかし16年も経てばメンバーのほうがヨレヨレの可能性が高い。これまで数々の復活失敗ものを見てるだけに不安もよぎる。果たしてジグ・ジグ・スパトニックはどうなるのだろうか……。
さて、しょっぱなから全裸で登場のロマンポルシェ。。スイカをヘッドバットで割って客席にブチ込むなど、21世紀のスターリン・スタイルでジグ・ジグを歓迎している。そしてスモークの中からマーティン・ディグヴィル、ニールX、トニ−・ジェイムス、ジェーンZが現れた。“Sex Bomb Boogie”でライヴ・スタート! ヤバい、カッコ良い。メンバーはかなりの年齢だというのにルックスもバッチリ仕上げてる。さすが〈21st Century Boy〉!! 20年を先取りしていたら、時代の変化でサウンドもボーダレス。まさに時代が彼らに追い付いて、今の音になってる。やっぱり“Love Missile F1-11”は無敵の名曲。エレクトロニクスとロックンロール、そしてジグ・ジグの素晴しさが全開だ。またステージ運びが巧い。当時だって基本的にはパチもの路線に見られてただけに、誰がここまでライヴを楽しませてくれると思っていただろうか? ライヴ後のお客さんに笑顔が溢れていたことは言うまでもない。夏のイヴェント、夜の野外パーティーなんかにもバッチリ合いそう。また観たい! |
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