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GARI
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掲載: 2010/01/06

 バンド・スタイルを貫きながらも、エレクトロを導入したダンス・ビートで世界を揺らしてきた4人組が3年3か月ぶりとなるニュー・アルバム『COLORFUL TALK』を完成させた。時代ごとのエッジーなサウンドと共振することで進化を遂げてきた彼らの最新モードについて、YOW-ROW(ヴォーカル/プログラミング)が語る。

文/佐藤 譲

クロスオーヴァーな感覚に興味を覚えた


――今回、bounceでの取材は初となるんですが、元々バンドはどのような流れで結成されたんですか?

「97年くらいに獨古(豊:ギター)、藤本( 直樹:ベース)、日下部(圭:ドラムス)が学生時代に立ち上げたバンドが母体になっているんですけど、そこにたまたま僕が合流して現在に至るという感じなんです。僕はそれまでは一人で打ち込みをやっていたり、バンドをやってはやめてって感じだったんですけど、そのなかで3人とはやりたいことがいっしょでバンドをやることになったんです」

――97年というと、プロディジーの『The Fat Of The Land』が世界を制していわゆるデジタル・ロックといわれたダンスとロックが融合したような音楽が一気に爆発していった時代ですよね。メジャー・デビュー盤『e・go・is・tick』で展開されているGARIのサウンドもデジタルな質感を打ち出したミクスチャー・サウンドだったわけですが、やはりそこらへんの音楽の影響は大きいんでしょうか?

「そうですね。元々はレッチリとかのミクスチャー・ロックが好きだったんですけど、僕らもそこから当時勢いに乗っていたプロディジーに触発されてダンスやクロスオーヴァーのムーヴメントに流れていったという感じですね」

 

97年のサントラ『Spawn: The Album』(Epic)

――ちなみに当時影響を受けたアルバムとかってありますか?

「う〜ん、多分、いま思えば僕の音楽の分岐点って映画〈Spawn〉のサウンドトラック(『Spawn: The Album』)だったんですよ」

――あ〜、はいはいはい! 当時のヘヴィー系ロック勢とDJやプロデューサーたちがコラボレーションしたアルバムですよね?
※注:オービタルとメタリカのカーク・ハメット、バットホール・サーファーズとモービー、プロディジーとトム・モレロ、スレイヤーとアタリ・ティーンエイジ・ライオット、コーンとダスト・ブラザーズなど、あっと驚くコラボが実現したデジタル・ロック/ビッグ・ビートの時代を象徴するようなサントラ盤。

「ええ。あのへんのクロスオーヴァーな感覚、生演奏するバンドとDJたちがいっしょにやったらどうなるか、ロックがドラムンベースと闘ったらどうなるかっていう実験的な作品があのアルバムだったんですよね。そこにすごい興味を覚えてましたね。それで僕たちは、アメリカから発生した肉体的なミクスチャー、その一方でマンチェスターから流れてきたロックとエレクトロニック・ミュージックの融合。そのどちらにも振れているバンドでいたかったんですよね」

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