ジャマイカ系イギリス人で現在はアトランタを拠点に活動するジュリー・デクスターと、同じく在アトランタのソウル・ユニットであるジーヴァのベーシスト兼プロデューサー=カーリ・シモンズの2人によるソウル&ブラジリアン・デュオのお目見え盤。爽やかで洗練されたソウル・フレイヴァーにナチュラルで軽やかなボサノヴァの要素を加えたそのサウンドは、同時に抜群のポップ性も帯びている。誰の耳にも馴染みやすい楽曲群は、思わず鼻歌が続いてしまいそうなくらいにキャッチーだ。オリジナル曲のクォリティーの高さはもちろん、セルジオ・メンデスやエヴリシング・バット・ザ・ガール、そしてバーシアと続くカヴァーの選曲センスも◎。何よりジュリーのヴォーカルに溢れる魅力的な温かみがアルバム一枚を通じて感じられ、この作品の、そしてこのユニット自体のカラーをいっそう魅力的なものにしている。